サウナはリラクゼーションと健康促進のために多くの人々に愛されていますが、生理中の女性にとっては特に注意が必要です。
「生理中はサウナに行かない方がいい?」
「サウナはPMSを軽減させる効果がある?」
「どうしても生理中にサウナへ行きたい場合はどうしたらいい?」
と悩む女性も多いのではないでしょうか。
生理中は普段より体が敏感になっており脱水症状や血圧の低下などを引き起こす可能性があるので、サウナに行かない方がいいと言われています。
サウナ歴1年半のわたしも、生理中はサウナに行かないようにしています。
この記事ではサウナ・スパ健康アドバイザーのわたしが、生理中はサウナに行かない方がいい理由や、サウナがPMSを軽減させると言われる理由、生理中にサウナにどうしても行きたい場合の対処方法、最適なアイテムもあわせて紹介。
サウナ好きな女性のみなさんが生理と上手に付き合っていけるよう、ぜひ最後までご覧ください。
生理中は利用できない温浴施設が多い
日本全国にたくさんの温浴施設やサウナがありますが、生理中は利用できない施設が多いのが現実。
「生理中の方のご入浴はご遠慮下さい」と掲示していたりホームページに記載していたりする温浴施設が多いです。
シャワーのみ利用できる場合もありますが、タンポンや月経カップを使用した上で利用するのが良いでしょう。
https://www2.unicharm.co.jp/tampon/guide/illust.html
生理中はサウナに行かない方がいい3つの理由
生理中はサウナに行かない方がいい3つの理由を紹介します。
体調不良になる可能性があるから
生理中にサウナを利用すると、体調不良を引き起こすリスクが高まります。
サウナでの発汗は脱水症状になりやすく、これにより頭痛やめまいなどを引き起こす可能性があります。
また、生理中はホルモンの変動により血圧が不安定になりがちで、サウナの熱が血圧をさらに下げることで体調不良を引き起こすこともあります。
めまいや貧血によって転倒するリスクもあるので、避けた方が安心。
感染リスクがあるから
生理中にサウナを利用することは、感染リスクに晒す行為とも言えます。
生理中の女性は子宮頸部がわずかに開いているため、細菌や他の病原体に対してより脆弱になります。
生理中の身体は感染に対して通常よりも敏感であるため、この期間中はサウナの利用を避けることが推奨されています。
施設を汚してしまう可能性があるから
生理中のサウナ利用におけるもう一つの配慮事項は、施設の清潔さを保つことです。
万が一生理用品から漏れた場合、施設のベンチや床などを汚してしまうリスクがあります。
これは衛生的な問題だけでなく、他の利用者にとって不快な思いを与えてしまいます。
サウナ内での快適さと安全性を保つためにも、生理中はサウナの利用を控えることが望ましいでしょう。
サウナがPMSを軽減させると言われる理由
サウナがPMS(月経前症候群)を軽減させる可能性については、以下の点が考慮されます。
ストレスを軽減させる効果がある
サウナはリラックス効果が高く、ストレスを軽減するのに効果的です。
PMSの症状にはイライラや不安が含まれることが多く、これらの症状を和らげるのに役立ちます。
睡眠の質を向上させる効果がある
サウナ後の体温の自然な低下は、安らかな睡眠に導くとされており、より良い睡眠を促します。
しっかりした睡眠がとれなくなりがちな時期でも、睡眠の質を向上させてくれる可能性があります。
血行を促進させる効果がある
サウナは血管を拡張し血行を促進します。
これにより、体全体への酸素と栄養素の供給が改善され、PMSに関連する症状の軽減に役立つ可能性があります。
ホルモンバランスへの影響
サウナがホルモンの調整に間接的に貢献することで、PMSの症状を軽減する可能性があります。
注意
サウナがPMSの症状を軽減する効果は個人差が大きく、すべての女性に当てはまるわけではありません。
PMSの症状が重い場合や、サウナの使用について不安がある場合は、医師に相談することが重要です。
生理中にサウナへ行きたい場合の対処法
生理中にサウナへ行きたい場合の対処法を紹介します。
月経カップを使用する
生理中にサウナを利用したい場合、月経カップの使用は有効な対処法の一つです。
月経カップはシリコンやゴム製の小さなカップで、膣内に挿入して月経血を収集します。
この方法は、タンポンやナプキンと比べて長時間の使用が可能で、漏れにくいためサウナでの使用に適しています。
また、月経カップは繰り返し使用できるため、環境に優しく経済的です。
サウナ利用前にカップを挿入し、使用後には必ず取り出して洗浄することで、衛生的かつ安心してサウナを楽しむことができます。
ただし、正しい挿入方法とカップの選び方を事前に確認することが重要です。
この方法により、生理中でもサウナを快適に楽しむことが可能となります。
自分のサウナマットを敷いて座る
施設によってサウナマットの貸出をしている場合がありますが、これを使用せず、月経カップを使用した上で自分のサウナマットを持参しましょう。
この方法は、衛生面と快適性を保つために特に有効です。
自分専用のサウナマットを持参することで、サウナのベンチや床に直接触れることなく利用でき、万が一の生理用品の漏れがあっても、公共の施設を汚すリスクを軽減できます。
体を洗うときも、サウナマットを敷いて椅子に座れば感染リスクも減らすことができます。
おすすめのサウナマットや選び方を、こちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
こちらもCHECK
-
サウナ女子におすすめ!折りたためるサウナマット10選
サウナでのひとときは、日々の忙しさを忘れ、心身ともにリフレッシュする貴重な時間。サウナがブームになっていることもあり、サウナに入ったことがあるという方も増えてきました。 そこで気になるのが、サウナマッ ...
続きを見る
貸出タオルを使わず自分のタオルを使う
生理中にサウナを利用したい場合には、貸出タオルを使わず、自分のタオルを使用することを徹底しましょう。
自分のタオルを使用することで、生理用品からの漏れがあった場合にも、他の利用者に迷惑をかけることなく対処できます。
個室サウナを利用する
生理中にサウナを利用したい場合、個室サウナを使用するという選択肢があります。
個室サウナではプライバシーが保たれるため、生理用品の漏れや衛生面に関する心配が軽減されます。
また、個室サウナでは自分のペースで温度調節や時間をコントロールできるため、体調に合わせた調整が可能。
これにより、生理中の体の敏感さや不快感を考慮しつつ、サウナのリラクゼーション効果を楽しむことができます。
公共のサウナと比較して、個室サウナは他の利用者との接触が少なく、感染リスクの低減にも繋がります。
吸水ショーツが快適
個室サウナを利用する場合、吸水ショーツを履いて入るのがおすすめ。
超吸収型サニタリーショーツ Be-A〈ベア〉ナプキン不要で、ショーツ自体が吸水してくれるので、サウナと外気浴を周回しても安心。
月経カップを使ったことがない方や苦手な方には取り入れやすい方法です。
ショーツを履いてサウナに入れるという安心感も魅力ですよね。
サウナ女子であるわたしの生理との付き合い方
サウナ歴1年半のわたしの、サウナとの付き合い方を紹介します。
生理前にサウナに行く回数を増やす
わたしはPMSと生理痛があります。
生理前の週は2回程サウナに行くようにして、体を温めるようにしています。
生理中はサウナを我慢
わたしは生理中にサウナへ行きません。
体調が良くないし、経血が出るのが気になってしまいます。
生理が完全に終わってからサウナ再開
わたしは生理が完全に終わり、体調が安定したらサウナを再開します。
ゆううつな生理も、サウナに行けるという楽しみを作って乗り切っています。
PMSと生理痛が軽くなった気がする
わたしはサウナに行くようになり1年半がたちますが、PMSと生理痛が軽くなった気がしています。
体を温めることがわたしには合っているようです。
薬を飲まなくても過ごせる周期もあるほど。
また、生理に対する不安やストレスが軽減されたことも大きいのではないでしょうか。
まとめ
生理中とサウナの付き合い方について紹介しました。
要点をまとめます。
生理中はサウナに行かない方がいい理由
・体調不良になる可能性があるから
・感染リスクがあるから
・施設を汚してしまう可能性があるから
サウナがPMSを軽減させると言われる理由
・ストレスを軽減させる効果がある
・睡眠の質を向上させる効果がある
・血行を促進させる効果がある
・ホルモンバランスへの影響
生理中にサウナに行きたい場合の方法
・月経カップを使用し、サウナマットを持参する
・貸出タオルを使わず、自分のタオルを使う
・吸水ショーツを履いて個室サウナを利用する