近年、リフレッシュやストレス解消のためにサウナに入ることが注目され、人気になってきました。
施設によってはサウナの種類がいくつかあり、どのサウナに入ったらいいのか迷いますよね。
「サウナにはどんな種類があるの?」
「サウナにどんな違いがあるのかわからない」
「女性はどのサウナに入るのがおすすめ?」
と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
サウナにはたくさんの種類がありますが、身近な施設に多いものは8種類。
温度が高くて湿度が低いドライサウナや、蒸気を充満させていて肌に優しいスチームサウナなど、サウナによって特徴は様々です。
この記事では、サウナ歴1年半、サウナ・スパ健康アドバイザーのわたしが、サウナの種類や違い、それぞれどんな人におすすめなのかを解説します。
サウナはただ汗を流す場所ではなく、健康や美容、リラクゼーションのための素晴らしい空間です。
自分に合うサウナを見つけてみましょう。
身近にある8種類のサウナ
日本のサウナ施設で多いサウナを8種類紹介します。
ドライサウナ
一般的に、サウナと表現されるのはドライサウナです。
ドライサウナは水蒸気を使わないので、高温かつ乾燥した空気が特徴。
温度は約80~100℃、湿度は低く約10%程度で設定されているため、初心者の方は呼吸のしにくさを感じることがあります。
ガスや電気によるストーブで室内を温めているので、短時間で体温が上昇し汗をかくことができます。
温度 | 約80~100℃ |
湿度 | 約10% |
特徴 | 体を深部から温め、たくさんの汗をかくことができる 湿度が低いので髪や肌が乾燥しやすい |
こんな人におすすめ | しっかり汗をかきたい人 デトックス効果や血行促進を目指す人 |
ドライサウナは乾燥しやすいので、わたしはしっかり乾燥対策をしてから入ります。
わたしが実践している乾燥対策は、こちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
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フィンランド式サウナ
サウナの本場、フィンランドで生まれたサウナの一種で、木製の部屋で高温の空気を楽しむスタイル。
温めた石に水をかけ、蒸気を発生させるロウリュをすることにより、湿度を調整します。
ロウリュをすると一時的に体感温度も上がるので、温度変化も楽しむことが可能。
心地よい汗をかきながら、デトックス効果や肌の美容効果が期待できます。
最近では熱波師によるアウフグースをする施設も多いサウナです。
温度 | 約60~80℃ |
湿度 | 約15~20% |
特徴 | サウナの本場フィンランドのサウナ形式 サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させて湿度を調節する |
こんな人におすすめ | ロウリュで温度や湿度の変化を楽しみたい人 デトックス効果を求めている人 |
ロウリュとアウフグースの違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
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スチームサウナ
沸騰させた水の蒸気を使って室内を温めているサウナ。
高温の蒸気を使うこのタイプは、湿度が高く、肌に優しいサウナタイムを過ごすことができます。
お肌の乾燥が気になる方には最適で、デトックス効果も高く、リラックス効果も抜群。
温度 | 約40~60℃ |
湿度 | 約80~100% |
特徴 | 湯気の中にいるようなサウナ 肌に優しく保湿効果がある |
こんな人におすすめ | 肌の乾燥が気になる人 穏やかに汗をかきたい人 |
ミストサウナ
温かい水を霧状にして噴射して室内を温めるサウナ。
肌に優しい水分を与えながら、リラクゼーション効果があります。
湿度が高く温度は比較的低めなので、サウナ初心者でも過ごしやすい。
温度 | 約40~60℃ |
湿度 | 約100% |
特徴 | 霧の中にいるようなサウナ 呼吸しやすく喉に優しい |
こんな人におすすめ | 穏やかなサウナが好きな人 美肌効果を重視する人 |
塩サウナ
サウナの中で塩を身体に塗って楽しむサウナ。
施設によって「スチームサウナ+塩」や「ミストサウナ+塩」など、異なるスタイルを楽しむことができます。
塩のマイナスイオンやミネラルが肌に良い影響を与えます。肌の角質除去やデトックス効果が期待できます。
効果的な入り方を掲示している施設が多いので、初心者の方でも入りやすい。
肌荒れしている方や傷がある方は塩が痛い可能性があるので注意が必要です。
温度 | 約40~60℃ |
湿度 | 約80~100% |
特徴 | サウナ施設によってベースのサウナが異なる 塩を使ってセルフケアができる |
こんな人におすすめ | 肌をつるつるにしたい人 自然なスキンケアを求める人 |
テントサウナ
テントサウナは、テントを使った移動式のサウナ。
耐火性・耐熱性があるテントの中にサウナストーブが設置され、高温の環境を作り出します。
薪を燃やしてテントの中を温めるので、火の音や熱でリラックス効果があります。
テントの中の温度は外気温に左右されやすいですが、湿度が低すぎないので過ごしやすいサウナです。
温度 | 約80~150℃ |
湿度 | 約60~70% |
特徴 | 薪ストーブで温めている 外気温に左右されやすい |
こんな人におすすめ | 自然の中や屋外でサウナを楽しみたい人 火の音や熱が好きな人 |
バレルサウナ
バレルサウナは、文字通り「樽」の形をしたサウナです。
この円筒形のデザインは、実用性と美観を兼ね備えており、屋外での使用に特化しています。
バレルサウナには基本的に断熱材を使用しません。 また外気にさらされる場所に設置されるので、外気温に大きく影響を受けます。
円筒形は熱分布が効果的で、内部は広々としています。
温度 | 約60~80℃ |
湿度 | 約60~70% |
特徴 | 自然の木材を使用したサウナ 外気温の影響を受けやすい |
こんな人におすすめ | 庭や屋外でのリラックスを求める人 |
岩盤浴
岩盤浴もサウナの一種です。
岩盤浴は、石や岩を温めてその上に横になるスタイル。
温石からの遠赤外線とマイナスイオンで心地よい癒しを体験できます。
ゆっくりと汗をかきながら、ストレス解消にも役立ちます。
温度 | 約40~60℃ |
湿度 | 約60~80% |
特徴 | 横になってくつろげる 石や岩に触れている部分が温まる |
こんな人におすすめ | ゆっくりとリラックスしたい人 じんわりと汗をかきたい人 |
自分に合ったサウナの選び方は?
自分に合ったサウナの選び方を紹介します。
目的に合わせて選ぶ
サウナに入る目的に合わせてサウナを選ぶのがおすすめです。
リラックスしたい
リラックスを目的とするなら、穏やかな温度のスチームサウナやミストサウナが適しています。
アロマの香りが心身のリラックスに役立ちます。
デトックスや血行促進したい
高温のフィンランド式サウナやドライサウナは、デトックス効果が高く、血行促進に効果的です。
美肌になりたい
肌の健康を重視する場合は、スチームサウナや塩サウナが良い選択肢です。
肌に優しい湿度と温度が特徴。
わたしのサウナの選び方
サウナ歴1年半のわたしのサウナの選び方を紹介します。
ストレス発散したい時:ドライサウナ
ストレス発散したい時はドライサウナに入り、汗をたくさんかくようにします。
サウナ・水風呂・外気浴をしっかり繰り返すと頭がすっきりします。
リラックスしたい時:スチームサウナ
ゆっくりくつろぎリラックスしたい時は、スチームサウナに入ります。
温度が高すぎないので長居でき、ゆっくりじっくり汗をかくことができます。
ボディケアをしたい時:塩サウナ
ボディケアや肌のケアをしたい時に塩サウナを利用します。
塩を使って体をマッサージすると肌がつるつるになります。
まとめ
身近にあるサウナの8種類と、サウナの選び方について解説しました。
要点をまとめます。
サウナの種類
- ドライサウナ
- フィンランド式サウナ
- スチームサウナ
- ミストサウナ
- 塩サウナ
- テントサウナ
- バレルサウナ
- 岩盤浴
自分に合ったサウナは目的に合わせて選ぶのがおすすめ
- リラックスを目的とするなら、穏やかな温度のスチームサウナやミストサウナが最適
- デトックスや血行促進が目的なら、ドライサウナやフィンランド式サウナがおすすめ
- 肌の健康を重視する場合は、スチームサウナや塩サウナが最適
サウナによって特徴が異なるので、自分の好みや目的、体調に合わせて選ぶとよいでしょう。
好みのサウナで快適なサウナタイムを過ごせるよう、願っています。
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