サウナでととのう瞬間。
その時間をもっと快適に、もっと自分らしく過ごしたい。
自分だけのサウナハットを作ってみたい、そう思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、いざサウナハットを作ろうとすると、
「サウナハットは手作りできる?」
「かぎ針編みでサウナハットは作れる?」
「自作のサウナハットは耐久性が心配」
と心配になりますよね。
わたしはかぎ針編みを始めて3ヵ月なのですが、自分でサウナハットを編んでみました。
ウールの毛糸を選んだので思った以上に耐熱性があり、柔らかく、快適なかぶり心地。
自分で作ったサウナハットは愛着が湧き、サウナに行くのがとても楽しみになりました。
この記事では、サウナハットを手作りする魅力や、わたしが使った材料や参考にした動画、お手入れ方法、実際に作って使ってみた体験談まで、詳しく紹介。
人とかぶらないサウナハットが欲しい方や自分だけのアイテムが欲しい方、編み物にハマっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜわたしはサウナハットを作ろうと思ったのか
わたしがサウナハットを手作りしようと思ったきっかけを紹介します。
取り違えを防ぐため

サウナが好きで週に1~2回は通っているわたし。
ある日、サウナ室の外にサウナハットを掛けていたところ、わたしと全く同じサウナハットを持っている方を見かけました。
取り違えをされたら嫌だなと思い、とっさに自分のサウナハットを持ち、自分の近くに置きました。
そのとき、「自分だけのオリジナルのサウナハットを作ればいいのでは?」と思ったのです。
サウナハットの必要性については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
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サウナハットのサイズが大きいから

わたしはサウナハットをいくつか持っていますが、サイズが大きいものがあります。
前に下がってしまってテレビが見にくかったり、アウフグースを受ける時に飛んでしまいそうになったりします。
自分の頭の大きさにフィットするサウナハットが欲しいと思いました。
手作りサウナハットの魅力とは?
市販のサウナハットも素敵ですが、手作りならではの魅力があります。
人とかぶらない

手作りのサウナハットの一番の魅力は、人とかぶらないこと。
取り違えを防ぐことができるうえに、自分らしさを出すことができます。
自分のサイズにフィット

きつすぎず、ゆるすぎず、自分の頭にぴったりの着用感でかぶることができるのも魅力。
サウナでサウナハットがずれる不快感を減らすことができます。
好きな素材と色で作れる

お気に入りの素材や色で作ることができ、シンプルにすることも個性を出すことも可能。
サウナに入る時間がもっと楽しくなります。
作る過程が癒しの時間

サウナハットを手作りする時間は、ちょっとした瞑想のような時間にもなります。
サウナ女子がかぎ針編みでサウナハットを作ってみた【体験レポ】

かぎ針編みを始めて3ヵ月のわたしが、サウナハットを編んでみました。
使用した材料

わたしがサウナハットを手作りするのに使用した材料はこちらです。
・ユザワヤ ウォッシャブルウール ニュアンス(ウール100%) 色番12 3玉
・かぎ針 6号
熱に強いとされているウールの毛糸を選びました。
この毛糸は中性洗剤で手洗い可能です。
参考動画
もちだあかりさんのYouTube動画を参考に編みました。
動画ではあごひもを付けていますが、わたしは付けていません。
製作時間

サウナハットを手作りするのにかかった時間は、約5時間30分でした。
休憩しながらでも1日で完成させることができました。
完成品

サウナハットではなく、バケットハットの作り方を見て編んだので、ぴったりとした着用感です。
バケットハットとしては脱げにくい適正なサイズだと思うのですが、サウナの中で被るには、もう少し余裕があるサイズが良いと思いました。
使用感は?
実際にサウナ室で使用しましたが、想像以上に快適でした。
耐熱性に不安を感じていたのですが、髪はそこまで熱くならず、しっかり守られています。
柔らかい生地で頭にフィットし、動いてもずれないので、水風呂も外気浴もかぶったまま過ごしました。
何より、自分で作ったという達成感が心を満たしてくれました。
サウナハットにおすすめの毛糸素材とその特徴
サウナハットを編む場合のおすすめの毛糸について解説します。
サウナハットに向いている毛糸と特徴

サウナハットを編む場合の毛糸と特徴は以下のとおりです。
目的・重視すること | おすすめの毛糸 |
---|---|
保温・断熱性重視 | ウール100% |
肌触り重視 | コットン、メリノウール |
さらっと感重視 | リネン混 |
夏のサウナ | リネン、コットン |
見た目重視・プレゼント用 | アルパカ、カシミヤ |
避けるべき素材 | アクリルなどの合成繊維 |
ウール(羊毛)100%
ウール100%の毛糸は断熱性・保温性に優れ、頭部を守る力が高いのが特徴。
吸湿性が高く蒸れにくく、通気性もあるのでサウナの中で快適にかぶることができます。
縮みやすいため、手洗いをする必要があります。
また、ウールの中でも「メリノウール」は特に柔らかく、肌触りも良いのでおすすめ。
コットン(綿)100%
肌に優しくチクチクしないので、優しい肌触りが好きな方に最適。
吸水性・通気性に優れており、いつでもさらさら。
洗濯しやすくお手入れが簡単なのも魅力な毛糸です。
断熱性はウールよりやや劣るため、太めの糸を選んだり、2本取りをしたり、厚めに編むと効果がアップします。
リネン(麻)混
速乾性があり、軽い仕上がりの毛糸。
しゃりっとした触感で爽やかなかぶり心地です。
強度があり型崩れしにくいのが魅力ですが、保温性が低めなので、ロウリュやアウフグースには向いていません。
テントサウナやバレルサウナなど、雰囲気があるサウナとマッチします。
アルパカ・カシミヤなどの高級天然繊維
軽くて温かく、肌ざわりが柔らかいのが特徴の毛糸。
水や熱にあまり強くないので、ファッション性を重視する方に向いています。
SNS映えやおしゃれを楽しむサウナハットとして使うのがおすすめです。
避けたほうがよい素材
サウナハットを作るのに向いていない毛糸を紹介します。
アクリル毛糸などの化学繊維
アクリル系とは手頃な価格で手に入りますが、熱に弱く、吸湿性がなく蒸れやすいです。
また、化学繊維はサウナの高温で溶けたり変形する危険性があるので、サウナハットとして使うのは避けましょう。
手作りサウナハットを洗濯しても大丈夫?
手作りサウナハットは洗濯できるのか、解説します。
洗える素材を選んで作成しよう

サウナハットは洗濯したいものなので、洗える素材を選ぶようにしましょう。
わたしは手洗い可能のウールの毛糸を選び、中性洗剤で手洗いをしました。
バスタオルで包んで押して水分を取り、形を整えて陰干ししています。
乾燥機の使用は避けましょう。
手作りサウナハットで失敗しないための注意点
手作りサウナハットで失敗しないための注意点を解説します。
熱に強い素材で作る

サウナハットを手作りするときは、熱に強い素材を使用しましょう。
毛糸以外の素材で作るときも同じです。
頭や髪を熱から守るのが目的なので、素材に気を付けることが大切。
サイズは頭周り+3cm程度がベスト

サウナハットを手作りする場合、好きなサイズにすることができます。
サウナハットのサイズは、頭周り+3cm程度がおすすめ。
髪を束ねてハットの中に入れたい方は、もう少し大きくてもよいでしょう。
飾りや刺繍糸は金属が入っていないものを選ぶ

ラメや飾りが織り込まれている布や毛糸もありますが、サウナハットに使う材料は金属が入っていないものを選びましょう。
サウナの中で熱くなってしまい、火傷をする危険があるからです。
アップリケや飾りをつける場合も、金属がないものを選びましょう。
ちょっと不安な方にはオーダーメイドやハンドメイド購入もおすすめ

自分で作るのはハードルが高いという方は、minneで作家さんの一点物を探すのもおすすめ。
デザイン性が高くてこだわりの詰まった作品が多いので、お気に入りが見つかることでしょう。
家族や友人へのプレゼントにしても喜ばれます。
ハンドメイド作品を販売・購入できる! ハンドメイド作品のオンラインマーケット≪minne(ミンネ)≫
また、自分で作ったサウナハットを販売するのもいいですね。
まとめ
サウナハットを手作りできるのか、実際に毛糸を編んで作ってみたわたしの体験談を紹介しました。
要点をまとめます。
サウナハットを手作りするときの注意点
・熱に強い素材を選ぶ
・金属を使わないように気を付ける
手作りサウナハットは、機能性と楽しさを両立させたアイテムです。
作る喜び、使う楽しさ、ととのう幸せ。
世界にひとつだけのサウナハットで、あなたのサウナタイムをもっと特別にしてみませんか?
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