「サウナって最近流行ってるけど、ととのうってどういうこと?」
そう思ったことはありませんか?
テレビやSNSで当たり前のように使われているのに、「ふわっとした感覚」「なんとなく気持ちいい」くらいの説明しか見当たらなくて、よくわからないという方もいるのではないでしょうか。
わたしは初めてのサウナで、心臓がドクドクして血液が体中に巡っているのを感じ、ふわっとした感覚を味わい、これがととのうということなのかと思いました。
この記事では、サウナ歴3年9ヵ月のわたしが「ととのう」について、仕組みを解説しながらできるだけ具体的にお伝えします。
むずかしい専門用語は使いませんので、サウナ未経験の方もぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも「ととのう」ってどういう意味?

「ととのう」とは、サウナ・水風呂・外気浴という流れを繰り返したあとに訪れる、独特の心地よい状態のこと。
感覚を言葉にすると、こんなイメージです。
ととのうってどんな感覚?
・お酒を飲んでいないのに、ほろ酔いのようなふわふわ感
・体はポカポカしているのに、頭だけスッキリ冴えている
・全身の力が抜けて、まどろむような気持ちよさ
・日々のモヤモヤがどこかへ消えていく感覚
・ライブ直後の余韻に似た、じんわりと満たされた気分
「なんか言葉にしにくいけど、とにかく気持ちいい」というのが正直なところ。
人によって感じ方が違うので、一言で表すのがとにかく難しいのです。
ちなみに「ととのう」という言葉は「整う(形が整う)」と「調う(内容が調和する)」の両方の意味を込めて、ひらがなで書くことが多いと言われています。
サウナの基本的な入り方(流れや時間の目安)についてはこちらの記事でくわしく解説しているので、あわせてご覧ください。
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「ととのう」が起きる仕組みをざっくり解説
なぜあんなに気持ちよくなるのか?
体の中で何が起きているのかをざっくり説明します。
サウナで体を温めると、体は「熱い!がんばれ!」と緊張モードになります。
これが、体を興奮状態や緊張状態にさせる神経である、交感神経が活発になっている状態。

続いて水風呂で冷やされると、さらに「冷たい!ビシッとしなきゃ!」と交感神経が刺激されます。
そして外気浴でぼーっと休むと、体が一気に「よく頑張った、休んでいいよ」モードへ切り替わります。
これが、体をリラックスさせる神経である、副交感神経が優位になる瞬間です。

この「ぐーっと緊張した後、一気にゆるむ」という大きなスイッチが、ととのいの正体。
このとき、脳から幸福感をもたらすセロトニンやオキシトシンなどのホルモンがじわっと分泌されます。
ほろ酔いのような感覚に近いのも、体の中のホルモンが働いているからなのです。
サウナは飲酒なしで幸福ホルモンを出せる方法、といっても大げさではないかもしれません。
ととのうためのコツ3つ
ととのうためには、サウナ・水風呂・外気浴を2〜3セット繰り返すことが大前提。
その上で、ととのいやすくするコツを3つ紹介します。
サウナでしっかり温まる

ととのうためには、サウナ室で体の深部までしっかり温まることが大切。
時間より感覚、全身からじわじわ汗が出てくるくらいまで入るようにしましょう。
時間に追われて焦ったり、無理して長居をしたりする必要はありません。
自分のペースで温まることが、ととのいへの近道。
わたしは「もう限界、水風呂に入りたい!」と思ったタイミングでサウナから出るようにしています。
水風呂でしっかりクールダウン

サウナで温まった後、水風呂で冷やすことで、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりやすくなります。
水風呂が苦手という方も多いですが、一瞬ざぶんと入るだけでも効果があります。
水風呂の入り方や初心者が入りやすい水風呂の温度については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
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外気浴は「何もしない」時間を作る

ととのうための最大のポイントは外気浴。
なにもせず、ぼーっとする時間を作ることが大切。
スマホを見ない、誰かと話さない、考え事もしない。
椅子に座って、できれば横になって、目を閉じてぼーっとしましょう。
最低5分、できれば10分以上。
外気浴の時間をしっかり確保できると、ととのいやすさがぐっと変わります。
はじめてのサウナでととのったわたしの話

わたしは初めてサウナに行くとき、入り方をきっちり調べていきました。
サウナにしっかり入り、水風呂は一瞬だけど肩まで浸かる。
そして外気浴で椅子に座って目を閉じたその瞬間、ふわっとしました。
心臓がドクドクして体中に血液が巡っている感覚。
心地良くてふわふわして、なにも考えられなくなりました。
「これだ…!」これがととのうということなんだとわかりました。
ととのう日、ととのわない日がある。それでいい。

サウナ歴3年9ヵ月のわたしが正直に言うと、毎回ととのいを感じられるわけではありません。
その日の体調、睡眠の質、気温、施設の混み具合、気持ちの余裕。いろんな条件が重なります。
いまいちととのわない日もあれば、最高にととのえる日もある。
それがサウナの奥深さだとも思っています。
そして、わたしが3年9ヵ月通って一番大切にしていること。
それはいつもと違うと感じたらすぐ上がることです。
サウナに入っていて頭がクラクラする、なんかいつもと感覚が違うと感じたら、「もう1セット入りたい」「せっかく来たのに」という気持ちに関係なく、すぐに出るようにしています。
ととのうことは目的ではなく、気持ちよくなるための手段。
体のサインが最優先です。
「ととのった」サインと「めまい」の見分け方

ととのいの感覚に似ていて、間違えやすいのがめまいです。
ととのいのサイン(心地よい状態)
・体がふわっと軽くなる
・頭がクリアになって、視界がスッキリする
・ポカポカ温かいのに寒くない
・眠くなるような、まどろみ感がある
・幸福感・満足感がじわっとくる
めまいのサイン(すぐに休みましょう)
・頭がズキズキ・ガンガン痛む
・吐き気がある
・視界がぐるぐる回る
・立ち上がれないほどフラフラする
・冷や汗が出る
めまいを感じたら、すぐその場に座って休んでください。
無理にととのおうとしなくて大丈夫。
水分補給が足りていないとき、水風呂で冷やしすぎたときなど、体調が万全でないときに起きやすいので、サウナ前後にはしっかり水を飲む習慣をつけましょう。
ととのうと、夜の眠りまで変わる

ととのった日の夜、なんかいつもよりぐっすり眠れたと感じることはありませんか?
わたしはサウナでととのった日に、布団に入った瞬間に引き込まれるように眠れることが多いんです。
これは気のせいではなく、ととのったことで体のリラックスモードがしっかり入り、深い眠りにつきやすい状態になっているからです。
「最近眠れない」「睡眠の質を上げたい」と感じている方にとって、サウナはとても心強い味方になってくれるかもしれません。
サウナと睡眠の質の関係については、別の記事でくわしく解説する予定です。
ぜひ楽しみにしていてください。
まとめ:まずは体で感じてみよう
サウナでととのうとはどんな状態なのか、わたしの経験談とともに解説しました。
要点をまとめます。
ととのうとは?
・「ととのう」は、ほろ酔いのようなふわふわ感・頭がクリアになる心地よい状態のこと
・サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すことで起きやすくなる
・外気浴の「何もしない時間」がととのいの最大のコツ
・ととのえない日があって当たり前。毎回じゃなくていい
・違和感を感じたらすぐ休む、が鉄則
「ととのう」は、言葉で説明できても、体で感じてはじめてわかるものです。
最初は「これがととのいなのかな?」と半信半疑でも大丈夫。
何度か通ううちに、「あ、これか!」という瞬間がきっとやってきます。
ととのえなかった日でも、それはそれで十分気持ちいいんです。
ぜひあなたも、自分だけの「ととのい」を探しに行ってみてください。